板橋CITYマラソン フルマラソン サブ4

板橋CITYマラソン2012完走記 〜スタート地点

何とか走って参りました。「板橋CITYマラソン2012」

 

私の時計では「3時間59分11秒」でゴールとなりました。

 

スタートからオッサンがスタートラインを通過するまで、20分くらいあったと思うので、公式記録は4時間を超えていますが、まぁ自己記録としては目標達成です。(ギリギリですが)

 

 

最低限の目標は「完走」、これだけ出来ればと言う目標は「4時間を切ること」だったので、なんとかやりきったと言う感じです。

 

 

 

当日は朝5:30起床。

 

昨日買っておいた、好物の「海苔の佃煮入りおにぎり」とゲン担ぎの「お赤飯おにぎり」を食べて、いざ出発!

 

カバンが大きくかさばるのは、じつはシューズが二足入っているから…

 

一足は今日のレース用

 

そしてもう一足は、初めて買ったランニングシューズだけれども、今もトレーニングに使っているボロボロになったトレーニングシューズ。
つらいトレーニングをこのシューズ一足で乗り切ってきた、とても思い入れのあるシューズです。

 

一昨年、昨年のレースにこれを履いて出ようと思っていましたが、残念ながら2年連続で板橋CITYマラソンは中止になりました。
(一昨年の板橋CITYマラソン(当時は「荒川市民マラソン」という名称)は春の台風で中止。昨年の板橋CITYマラソンは東日本大震災で中止でした。)

 

 

今回では、もう穴も空いてクッションもへたれてしまったので、このシューズでは本番は無理だと判断しましたが、せめて一緒に会場にと連れて来ました。

 

 

途中の電車内では板橋CITYマラソンに出ると思われる人々が多数いました。

 

おもしろかったのが、乗り換えの駅ではみなさんエスカレーターを使わずに階段を使っていました。

 

 

「ムムム…すでにレースは初まっているんだな!」と気を引き締めるオッサンなのでした!

 

 

 

会場の荒川河川敷に到着してびっくり!

 

なんだこの人の多さは!どこから湧いて出たんだ!!
応援の人も含めて、こんなにでかい大会なんだ!
と今更痛感しました。

 

 

 

当日の天気は曇りで今にも雨が降り出しそうな空。
ただ、一番懸念していた「風」はほとんど吹いていませんでした。

 

大会主催側曰く、「絶好のマラソン日和で記録も狙らえる」だそうな。

 

 

でも、昨日の雨で会場の土はゲチョ!ゲチョ!

 

受付を済ませて、さて着替えだ!と更衣室へ…

 

んが、すごい行列…

 

だから、そこら辺でみんな着替えてるんだ!なるほど、なるほど。いい勉強になった。

 

 

そこでオッサンもスチャ!っとカバンからシートを取り出してそこらの地べたで着替え開始!
もちろんシートは「Qooのオレンジ味」の柄、子供の名前入りです。
しかも、子供の遠足に持っていった奴だから、小さい…

 

カバンを置いたら、オッサンが乗るスペースないジャン!
計算ミスでした。

 

 

つま先立ちでなんとか、着替えを進めていましたが、
一番の難関が「ゼッケンの装着」

 

ゼッケンと一緒に入っていた安全クリップでつけたのですが、ゼッケンを付け終わりいざ着ようとしたら・・
胸と背中の両方にクリップが貫通していて着れない!!

 

この寒空の下、お約束の1人コントを披露するオッサンなのでした。

 

 

なんとか着替えも終わらせて、荷物を預けて時計をみると、
スタートまであと45分もある。

 

「寒い、とても寒い」

 

荷物を預けているから、上着はない…

 

体力温存のため、出来る限りウォーミングアップは避けたい…

 

 

やることもないので、とりあえずはスタート地点に向かうことにした。

板橋CITYマラソン2012完走記 号砲一発!スタート!!

スタート地点に向かっていると、まずはスタートライン付近の選手達が見えてきました。

 

ランニングシャツに尻が見えそうな短いパンツのスタイル。
(なんて言う名前なのかは知りません…)

 

いわゆるテレビでよく見るトップランナーの恰好をしている。

 

やる気十分でストレッチやらジョギングしていたりとスタートダッシュの構えだ。
目つきも獲物を狙う目だし!

 

ゼッケンの色も違うし!後で知ったのですが、陸連登録している選手はゼッケンの色が違うらしい…
(それくらい勉強しとけよ!って感じですか…)

 

 

 

お〜!やはり違うね〜
「頑張ってくれたまえ!!」心で激励を送りました。

 

 

 

さて、オッサンの居場所はと言うと…

 

はるか後方、歩いても歩いても到着せず…

 

歩く…

 

歩く…

 

歩く…

 

 

やってきましたスタート地点。
スタートラインより後方800m地点…スタートゲートが霞んでいます。

 

 

ここら辺になると、応援の人たちも選手もまばらで少ない。
随分少ないな…もっと前にしてくれればいいのに…と思いました。

 

ランニングスタイルも河川敷でよく見かけるジョギングのスタイルだ。
観客と記念写真を撮る人など、アットホームで和やかな雰囲気です。

 

初のフルマラソンにふさわしいレベルで、かなりホッっとしました。

 

 

スタート地点ではアナウンスやらゲストの人が何やらやっているみたいですが、ここからでは見えるはずもありません。

 

 

スタート時間も5分前くらいになると、選手達もスタート地点に来るのかと思っていたら、まだトイレに並ぶ行列もあり、外でゆっくりとジョギングしている人もいて、「これでいいのかな…」と他人事ながら心配になりました。

 

 

大震災の犠牲者に対して黙祷も行いました。
黙祷中は今までざわざわしていた会場が「シーン」と静まりかえって、とても何万人もいるように感じませんでした。

 

日本人ってこういうところがすばらしいなと思いました。

 

こうして元気に走ることが出来ることに、改めて幸せを感じました。

 

 

そんなこんなで、スタート時刻。

 

「位置ついて!」までは聞こえましたが…

 

「パーン!!」と言う号砲が轟くのかと思ったら、何も聞こえず…

 

 

アナウンスが「さぁ!スタートしました!」の声が聞こえました。

 

「なぬ!始まったのか!」
静かすぎるスタートにオッサンはちょっとガッカリ…

板橋CITYマラソン2012完走記 スタート〜折り返し地点

静かすぎるスタートを経て、始まった初めてのフルマラソン。

 

 

予想はしていたものの、スタートしてから動かず…動かず…

 

ちょっと前進。

 

動かず……

 

 

またちょっと前進

 

stop…

 

 

最初は時計のストップウォッチのボタンに指を置いていましたが、ダメだこりゃ…っと指を離す。

 

 

しばらくして、やっとスタートゲートが見えてきました。

 

なんだかんだで20分くらいはあったのでしょうか…随分長く感じました。

 

でも、レースがスタートしても並んでもいない選手もいるんですね。

 

 

まだコース脇にいる人が結構いて、ここら辺レベルだと、「時間よりも完走」と「走りを楽しむ」という目的なのだろう。

 

 

でも初参加のオッサンは、そんな余裕はありません。

 

とにかく、一秒でも早くゴールをめざすしか考えられません。

 

 

しか〜し!

 

ゴールよりもまずはスタートにゃならん!
まだ、スタートすらもしていません。

 

 

 

 

やっと、スタートラインを通過…

 

ストップウォッチ作動!

 

 

スタートラインのお立ち台には元有名女子マラソン選手がしきりに元気を送っていました。
(すいません、名前知りません…でも、聞き覚えのある声でした。)

 

こういう時にかける声って「いってらっしゃ〜い!」なんですね。
なるほど、確かに帰ってくるんだから、「いってらしゃい」ですよね。

 

妙に納得するオッサンでした。

 

 

さてさてやっと、スタートしたフルマラソン。
3度目の正直で参加し、感慨にふけるも…

 

まずは冷えた体を温めるためにゆっくりとジョギングペースから入ろうと思っていたのですが、
周りのスピードに合わせようとしたら「ゆっくり過ぎる…とても遅い…」

 

これがフルマラソンのペースなのか…

 

密かに4時間切りを目指しているので、焦りました。

 

 

このペースに合わせていたら挽回が難しくなる。

 

とりあえず、周りに合わせて1kmを通過。

 

6分10秒/km…

 

 

ダメだ!

 

いくらなんんでも、このままではイカン!

 

後で何が起こるとも知らずに、オッサンはペースアップを決断しました。

 

 

ペースを上げれば、前の人を抜くことになりますが、

 

如何せん、この人、人、人…

 

とにかく人をかき分けかき分け、右左とポジションを変えます。

 

 

そこで気づきました、「こんな風に右左に走っていたら、疲れちゃうジャン! ゴールまでもつわけないジャン!」

 

 

と言うわけで、コース右端のほぼ復路コースに走路を変更。

 

 

たま〜にオッサンを抜いていく人は数人いましたが、ほとんどのランナーをパスしていくと、私のゼッケン番号よりも後方スタートの人をたまに抜くことに気が付きました。

 

「あれ?オッサンが抜かれることは今のところほぼ皆無…
ということは、この人達はスタート地点から前方にいたことになる…

 

つまり、スタートの号砲がなってしまえば、律儀に並んでいなくとも、
途中で前に割り込めば、かなり早くスタート地点を通過できるのでは?」

 

オッサンの推理が正しいのかは定かではありませんが、そう考えないと、なんとも合点がいかない事態だったのです。

 

 

まぁ、そんな考え事をしながら軽快な走りは続きます。

 

 

そして、初めての給水所。

 

”全ての給水所で必ず水分を取る”ことを気をつけていたので、まずは一杯…
っと思っていたら、給水渋滞にはまる。

 

コップの全てを飲み干すと、トイレに行きたくなると思ったので二口に留める。

 

 

空きコップはきちんとゴミ箱へ!
ランナーとしては当たり前だと思っていたのですが、結構あちらこちらにコップが散乱している。

 

まぁ、記録を狙うランナー達にはそんな時間の無駄は出来ないのでしょう。

 

その昔、有森裕子選手がレース中に、わざわざドリンクボトルを置きに行ったことが
メディア絶賛されていましたが、「すばらしい行いだったんだな…」と改めて感じました。

 

 

そして次の給水所が近づいてきました。
ありがたいことに「次の給水まで300m」といった標識があるので、それを見てからコースの左端に移動していきました。

 

 

次の給水所では「SAVAS」あるハズ。しっかり摂らなきゃ!

 

マラソン大会経験者なら常識なのですが、この給水所に来るまでは、オッサンは「ザバスゼリーが置いてある」と信じて疑わなかったのです。

 

だから、会場に着いたときに”完走セット”と題して、ゼリーのセットが売っているのを「そんなの給水所に腐るほどあるんだから、売れるわけないジャン!」と思っていたのです。

 

 

そして給水所に到着すると……

 

ない…。

 

ザバスがない…。

 

影も形もザバスがない……

 

給水所に置いてあるのは、エネルギーゼリーではなく、スポーツ飲料のザバスだったのだ!!

 

この現実に、ここに来て初めて気づいたオッサンでした。

 

 

かなりのショックを受けるとともに、代替エネルギーを何とかしなければ…

 

ふと目に付いたのがオッサン世代には大好物の「バナナ!」を発見!!

 

これだ!これしかない!!

 

 

バナナをむんずと掴み、皮を剥こうとしたら、手袋してるし、走りながらだしでうまく剥けない…

 

焦っていたオッサンは、野生に還りゴリラのごとく口でバナナの皮をむきはじめました。

 

バナナは走りながら食べてもうまい!!

 

 

そんな野生ゴリラが一匹。軽快に飛ばします。

 

 

途中18km位(だったかな…)の地点で先頭の選手とすれ違いました。

 

先導のバイクに導かれ、ものすごいスピードですれ違います。

 

おおおお!速い!
あんな速く走り続けられるのか…
カッコイイ!!

 

無い物ねだりのオッサンも元気をもらいました。

 

 

折り返し地点に近づいてくると、思っていたよりも疲れていない。

 

「これが本番ではいつもよりも走れると言われる効果なのか…」
と感心してしまいました。

 

そして折り返し地点。
ストップウォッチを見ると、1時間45分を数秒すぎたところ。

 

これは速いぞ!オレ!!
いけるぞ!オレ!!

 

4時間切りは間違いないと確信しました、
このときまではね…

 

あとでどんな地獄が待っているとも知らずに、再びスピードアップするオッサンでした。

板橋CITYマラソン2012完走記 折り返し〜ゴール その後・・・

完全に調子に乗っていたオッサン!

 

折り返し地点を通過し、まだまだ元気!!

 

 

のハズでした…

 

 

 

25km付近を通過していると、だんだんと脚の筋肉が張るような感じがしてきました。

 

「この位なら、いつもあることなので気にしない。むしろ25km走って、やっとこの症状が来たか!まだまだいける!!」

 

それくらいの印象しかありませんでした。

 

 

そして、そんな調子が32km付近になってくると、
「ん……いつもと違うところに痛みがはしるようなっている…」

 

いつもはモモの裏か、もしくはヒザが痛くなるのですが・・・

 

当然ながら、いつも通りにここら辺は痛みが来ているのですが、今回は「足首」に痛みが来ている…

 

こんな事は今まで無かったハズ!ハズ!ハズ!

 

これがいわゆる”30kmもしくは35kmの壁”と噂されるモノか!!

 

オッサン、ピ〜ンチ!!

 

 

一歩、一歩着地するたびに痛みが強くなってくる。

 

でも、なんとしても歩きたくはない。

 

『「完走」とは歩かずに走り続けること』
という自分ルールがあるので、歩くのだけはイカン!

 

何とか我慢して、走り続けます。

 

当然ながら、ペースはガックリと落ちました。

 

 

 

いままでは、他のランナーを抜き続けていたのですが、ここへ来て抜かれ始めました。

 

悔しい、とても悔しい…

 

実力もないのに負けず嫌いなオッサンなので、人に抜かれるのがとても屈辱でした…

 

しかも抜いて来た人に抜かれている。

 

そして、もう抜き返すことは出来そうもない…

 

 

今までのトレーニングは間違っていたのか…
確かに長い距離はあまり走り込むことはありませんでした。

 

やはり、未知の距離は無理があったのか…

 

 

ゴールまであと8km過ぎたあたりでついに

 

無念の「ストップ!」

 

一度、止まって、屈伸を2、3度やってみる。

 

 

コース脇で同じことをやっている人々を「あー大変だなぁ…」と他人事で受け流していましたが、まさか自分がこうなるとは…

 

 

再び、走り始めるも気分転換にはなりましたが、痛みは変わらず。

 

もうこうなってくると、”4時間切り”の目標はあきらめました。

 

とにかく、ゴールを目指すのみ。

 

なんとかして、ゴール地点を目指す!

 

それしか考えられませんでした。

 

 

一歩一歩がとてつもなく重い…

 

ゴールが果てしなく遠くにある気がしていました。

 

 

不思議なモノでこういう状態になって、初めて廻りが見えてきました。

 

たくさんの人に抜かれていても、悔しいという感情はなくなっていました。

 

「この人達は少なくとも、オッサンよりはしっかりとトレーニングした人たちなんだ…
すごい偉いなぁ…」

 

「今、自分の脇を走っている人のゼッケンを見ると、70歳代。
70歳を越えてもフルマラソンに出場する勇気とやる気をもった人。
何事にも年齢をやらない理由にしてはいけないなぁ…」

 

ある女性ランナーが突然
「よし!がんばるぞ!」と大きな声を出していました。

 

きっと、辛いのだろう…。自分を鼓舞するためにでた言葉だと思います。

 

オッサンもその言葉に元気をもらいました。
この女性についつい「一生、ついていきます!」と言ってしまいそうになるほどの元気を頂きました。

 

 

誰も楽に走っている人はいない。

 

全ての人が一歩一歩を着実に踏み出してひたすらにゴールに向かうその姿勢に、オッサンも勇気をもらいました。

 

 

 

板橋CITYマラソンの名物でもあるシャーベット地点についに到着。
オレンジ味とリンゴ味(だと思う)があったのでリンゴ味をとりました。

 

こんな寒い日にシャーベットは食べれないだろう…と思っていたのですが、おいしく頂きました。
とても良い気分転換になりました。

 

 

シャーベットを左手にスプーンを右手に握りしめて、フラフラと走り続けるオッサン。
端から見たら、「怪しすぎる絵」ですね!

 

1kmほど走るとシャーベットも食べ終わったので空のカップとスプーンはどうしよう…ゴミ箱はないものか?
探しましたがありません。

 

次の給水所まで握りしめる元気もありませんでしたが、ふと目に付いたのがコース脇に密集して空のカップが捨ててある。

 

きっと、同じようにここまで食べながら走ってきた人たちが置いていったのでしょう。

 

「申し訳ないですが、ここに置かせてもらおう。」

 

後ろめたい気持ちでしたが、心を鬼にして置いてきました。

 

申し訳ない!!

 

 

今はとにかくゴールが見えること!
それだけが走り続ける希望でした。

 

沿道の応援の人が多くなってきて、ゴールが近いことを教えてくれています。

 

「もうちょっと!もうちょっと!」

 

 

そして、ついに見えてきましたゴールの青いゲート!!

 

「あそこまで行くんだ!!」

 

痛みは相変わらずだけど、あそこに行けば終わる…

 

一歩一歩がとても重い。

 

ゴール付近にはたくさんの応援の方々が拍手してくれています。

 

 

ここでオッサンは、廻りをキョロキョロして、他のランナーの位置を確認する。
そうです!このレースは最後のゴールで記念写真を撮ってくれているのです。

 

どこにカメラがあるのか分かりませんが、ゴールしたときに他のランナーと記念写真でかぶってはいけない!
なので、出来る限り一人でゴールラインを通過すれば、ナイスな絵になるはず!

 

と言うわけで、オッサンはゴール付近で少しばかり調整して、誰もいないときにゴールインしました!

 

もちろんゴールのポーズはお約束の「グリコ」の万歳のポーズです。
どんなふうに撮れているか楽しみです。

 

 

 

やっとオッサンのチャレンジが終わりました。

 

脚はガクガクです。
シューズに取り付けたランナーズチップを外すときにはしゃがむのが大変でした。

 

 

ゴールしたときに何を考えるのか…

 

「もう、二度とやりたくない!」なのか「またがんばるぞ!」なのか「早くビール飲みてぇ!!」なのか

 

ゴールしたときにどんな思いなのか…

 

 

走る前はいろいろ考えていましたが、実際は満足感とか達成感ではなく、
「脱力感」しかありませんでした。

 

「とにかく終わった…。早く着替えて、早く帰ろう…」

 

これしか頭にありませんでした。

 

余韻を楽しむ余裕や出店をのぞく気力もありませんでした。

 

 

荷物を受け取り、再びシートを広げてそこら辺で着替えを済ませる。

 

とりあえず、携帯電話で家族にゴールした旨を報告。
「子供たちが拍手してるよ!」との返信。

 

これが最高の勲章でした。

 

 

着替え終わり、河川敷を後にしていると、ゴールに続々と人が通過していくのが見えました。

 

 

 

参加した人の数だけ自分のゴールがある。

 

ゴールの地点は同じだけど、みんなゴールは違うんだなぁ…
人生と同じなんだ!

 

なんて感傷にふけるオッサンでした。

 

 

今まで、一人でトレーニングをしてきました。
もくもくとその日その日のメニューをこなしてきました。

 

サボっても誰に何を言われるわけでもない、きついメニューをこなしても誰も褒めてくれるわけでもない…

 

マラソンって孤独なんだな…
いつも思っていました。

 

 

でも、ここに来て「そうじゃないんだ!」と強く思いました。

 

マラソン大会を支えてくれたスタッフやボランティアの人々。
コース脇で力をくれる言葉をずっとかけ続けている人々。

 

なによりも、参加した1万4216人の仲間がいました。

 

その人達すべてに「ありがとう!お疲れ様でした!!」

 

 

しかし・・・

 

オッサンの地獄はこれからでした。

 

その帰り道。

 

脚が痛い…一歩一歩が上がらない。
ちょっとした段差がつらい…

 

トボトボ歩いていると、「収容車」の幕が付いた路線バスを見かけました。
車内にはゼッケンを付けたランナーが座っています。
関門を通過できなかったのでしょう。

 

きっと悔しいと思います。
「次も頑張って!」心の中でエールを送るオッサンでした。

 

 

帰りの電車はさすがに座る…
立っていられない…

 

駅の階段にはエスカレーターが必須だと痛感しました。

 

でも地元の駅にはエスカレーターが設置されていないジャン!

 

普段は気にもとめなかったけど、
「何やってんねん!しっかりとバリアフリー対策せなアカン!!」

 

頼むよ都営地下鉄さん!!
心で叫ぶのでした。

 

上りよりも下り階段の方が痛みが激しいのですね。
エスカレーターは「上り」よりも「下り」を優先的に設置するべきだと強く思いました。

 

そう言えば以前、足を骨折し松葉杖を使っていた友人が、
『下りの階段のほうが怖いんだよ!』
と言っていたのを思い出しました。

 

社会見識が少し広くなったオッサン。

 

 

 

地元の駅を出ると少し霧雨が降っていました。
傘は持っているけど傘をさす気力がありません。

 

家族の待っている我が家を目指して、ビッコをひきながら歩きます。

 

雨に濡れながら思わずつぶやきました。
「もう少し、がんばるとするか…」

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